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ピータンがもうすぐ2歳になります。
一緒に暮らし始めてから色んなトレーナーさんのやり方や、こうした方がいいなんてアドバイスもあって自分なりにピータンと一緒に幸せに暮らしていけるように、取り入れるものやめたもの残していきたいと思います。
あくまでも我が家の場合だけど誰かの参考になったらいいなぁと思って。
はじめに一度だけ頼んだトレーナーさんが私とピータンと、とにかくとことん合わなかった。笑
でも犬をちゃんと飼ったのもはじめてで夜鳴き、要求吠え、甘噛みの困ったこと全部やる赤ちゃんピータンに途方に暮れて4ヶ月の時に友人に勧められたトレーナーさんがいました。
・この子、可哀想!全然眠れてない!
・一年間は触っちゃだめ。私は自分の犬を子犬時代はほとんど触りませんでした!
・犬は匂いを嗅ぐ必要は全くない。嗅がせなくていいです。
・犬には友達は必要ないんです、無関心でいることが犬の幸せなんです。
・犬には飼い主さんさえいればそれで幸せなんです。
座学のはじめにそんなことを言われて、結構強烈だった覚えがあります。
外での、リードを持ってのお散歩講座でもその先生のこと全然言うことピータン聞かないの!笑
そんで嫌だ嫌だって言ってピータンはリード噛みまくってて、その度に先生がピータンの口にビターアップルをシュッて吹き付けるんだよね。私、あれって壁や物に吹き付けて噛み癖を直すものと思ってたから直接ピータンの口に何度もシュッてしてるのを見てドン引きしちゃったの。笑
ピータン、先生の言うこと何にも聞かないでリード噛みまくって何度もビターアップル口にされて、あわあわしてるピータンを今思い返すと、そりゃあんな教えじゃピータン言うこと聞かないだろうなぁって今だったら分かる。
信頼も何もありゃしない。
痛みや怖さや恐怖で教え込むやり方は、見ててものすごい嫌悪感だった。
一番印象的だったのが「この子全然ダメだわ… 。全然ダメだわ。全然きかないね。」って、そんなことを何度も何度も言われたなぁ。
え?この子最高ですけど!って思ってた私は衝撃。4ヶ月でここまで言われるんだって驚いた。笑
これって産後ママがノイローゼになるように助長する言葉だよね?(人間の子供ではないけど)
その時、その先生に言われたことは、
我が家の窓が多すぎて、開放的だからこれじゃダメだと。
犬は元々警戒心が強いからこんなに外が全部見えたら毎日全然落ち着いていられない。いつもこの子はずっと警戒した状態になっているから、すごく可哀想。
この子の背丈の部分の全部を、曇りガラスにした方がいいって。
はい、無理ーーーーーーー!!!!!!笑
でも一瞬曇りガラスにするべきなのか悩んだけど、え!何のために、こんな景色のいい田舎に住んだんだろうって不思議に思って、すぐ却下。笑。
ここら辺から不信感でいっぱいで講座を聞いていました。マンツーマンだから困ったけど。
また、ピータンのタイムテーブルも作られたんだけど
一日18時間はハウスかクレートで寝かせること。子犬だから、たくさん寝るのは分かる。
その他ハウスから出すのはトレーニング、トイレ、ご飯、散歩だと。このトレーニングって言い回しが私は気に食わなかった。
遊び、だったらいいんだけど私、何も目指してないですって思っていた。笑
犬は、元々オオカミが祖先だから、真っ暗な洞穴で寝るのが一番心地いいんです。ってその先生。
その時に、ハウストレーニングもしてもらったんだけど
布で覆われたケージに入れられたピータン。
もちろんすぐに出して出してってわんわん要求したら、ガチャガチャする音がなる缶を出してダメだよって音で教えていました。それでもワンワンやめなくって、今度は先生はケージにガチャ缶をガンガンぶつけてる。(もうこの時点で少し引いた。)それでも要求吠えワンワンをやめないから今度は覆われたケージを両手で両端をその先生が持ってガンガン横に揺らして「 ダメなことをちゃんと伝えるんです」って。
はい、もうその時点で、私無理〜〜🙃
はじめて犬を飼った私は、(犬を飼ってる人たちってみんなこんなことやってるの?)って信じられない気持ちでいっぱいになりました。笑
それ絶対無理です〜私にはできません〜って先生に言った。笑
人間で考えてみて!
急に家が真っ暗になって覆われて、吠えたらグラングラン家ごと訳わかんないまま横揺れしたら、どんなに怖いのかなって。想像してみたらすぐ分かる。
ハウスやクレートは災害時や何処かに急に預ける時には、必要なのはもちろん分かる。
車でもクレートに乗せてたら守れる命もあるからフリーにしてるよりよっぽど安心。それは理解してる。
でも、この一連の流れですっかりピータンは暗闇とか物音にものすごい敏感に怖がるようになったなぁって今感じています。雪が屋根から落ちてきただけですごく怖がってクレート入っちゃうし地震の時はとにかくすごく怖がる。ブルブル震えちゃう。急な音にも、ものすごく敏感に反応するようになってしまった。
それだけが原因じゃないとは思うけど私は本当に可哀想なことをピータンにしちゃったなぁって、今は思っています。
まず私がピータンとどうやって暮らしていきたいか?をちゃんと考えれば良かった。
私は、警察犬にならせたいわけじゃない。
アジやディスクの試合に出したいわけじゃない。
ただただ、ピータンとあっきと楽しく幸せに暮らしていける、それがゴールです。
遊びのことをトレーニングって言う先生とは合わないのが最初から分かっていたのに。
目的地をちゃんと把握してれば、あの先生の言葉ももっと跳ね返してたよなぁ〜。
その一回の講義終わってからも頭でっかちに私がなってたから
ピータンに匂いを嗅がせないために下を向いたら言われた通りすぐリードをくいっと引っ張って下を向かせないようにしたり、
クレートに入れて要求吠えを無視し続けたり、
なるべくピータンを触らないようにしたり(触りたかったぁああああ)、
そんなこと一週間はしていたんだけど私、本当に毎日泣いていました。
このトレーナーの先生に教えてもらったら、逆にピータンとの生活がもっと苦しくなってしまった。
どう考えても、何も幸せじゃない。
私もピータンもなんにも楽しくない。
真っ暗なケージに入れられて要求吠えしてるピータンの悲痛なキャンキャン声を無視するのが苦しくって、わざと出かけたりしてでもスーパーでも気が気じゃなくてもうノイローゼになりそうだった。
あれ、何だっけ?私って何がしたいんだっけ?
あ、そこで目が覚めた感じ。
私はピータンに、何でも言うこと聞く子にただなってほしいんじゃなくって、ちゃんと絆を感じたい。
怖かっただろうなぁ、そりゃ家が急に真っ暗で揺れたらこんなとこが安心できる場所なんて到底思えないよね。
それなのにクレートトレーニングさせて本当にごめんねって思った。
入りが悪かったなぁ。
ピータンが幸せだなぁって感じるような生活をしてほしいし、ここのおうちにいたら安心だなぁって心から思ってほしい。
私もピータンがいて幸せだなぁって思う日々を望んでたんだった。
それで、全部その先生に言われたこと綺麗さっぱりやめて
先生から買ったリードも速攻捨てて✌️
もちろん、曇りガラス計画もなし!
ピータンを触りまくり、褒めまくり、ありがとう言いまくりで、そしたら気付いたらすっごく楽しい日々になっていました。トイレもそこらじゅうにしてたピータンもトイレも覚えて夜鳴きもしなくなってちゃんと待てもできてお散歩も楽しんでできるようになった。
そしたら段々と信頼関係がまた築けていって。
トラウマになってケージは苦手になっちゃっただろうから少しずつ慣らせていきました。
夜寝る時だけクレートイン。
車に乗るときはクレートイン。
まずは、それだけで全然いい✌️すごく満足。
今もこの開放的な我が家の窓の景色の中で、ゴローンって寝転がって爆睡してるピータンを見て
寝言で夢の中でも走り回ってたり、大きくぐーぐーいびきかいてたり
美味しいもの食べてるそぶりを寝ながら超リラックスして見せてくれるピータン、
散歩ではクンクン思いっきり匂いを嗅いで幸せそうに尻尾ピーンって立てて走り回ってる様子を見て
あぁ、あの時あの先生のこと信じないで自分とピータンの幸せの型をちゃんと見つけれて良かったなぁって心の底から思っています。
危うく、ロボットみたいに教科書通りにピータンのしつけをするところだった。
信頼関係壊れて、マインドコントロールしたいい子ちゃんを作りたいわけじゃないから。
人間は犬と喋れるわけじゃないから、何が結局犬にとって幸せかは分からないよね。
洞穴が落ち着くって言ったって、
いろんな犬種がいるし暗闇が怖い犬もいるし狭いところが嫌いな犬だっていると思う。
それを諦めさせるのが大切って言ったって、そこで信頼関係が壊れかねないなぁと私は思う。
保護犬を飼うときは余計にデリケートだよね。
何かトラウマがあったりするからゆっくりゆっくり、その子と信頼関係を築いていくのがいちばん。
私の本当の本当の最高は、
フリーのまんまでもピータンが悪さしないで拾い食いしないで(そのために、何にも置かないように努力してます笑)心底リラックスできて、人が大好きで犬のお友達も大好きで楽しんで犬生を存分に生きてほしい。
特に空港探知犬になるようなビーグルの犬種なんか、匂いを嗅ぐことがとっても脳の刺激になるって後から知った。それを一切嗅がせないなんて、ウィンドーショッピングだけさせて買い物をさせないようなもの。自分に置き換えたら本当にそんなの地獄だよ。私だって買い物したい!爆買い好きだもん!笑
改めて、自分が感じる違和感やアレレ?って思う直感って本当に当たってるって気付かされた出来事でした。
マニュアル通りじゃなくて
人に言われた通りじゃなくって
私とピータンとあっきとこの環境でいかに幸せに暮らせるかが大事だから、
あとはできるだけ他のわんちゃんたちに危害がないようにと、ピータンが安全に暮らせるようにって面でもちゃんと躾を取り入れたいと改めて思ったところです。
いろんな先生がいて良いって勿論思うしこちら側が選べる時代だからこそ、いいところと合わない部分を取り捨てできるくらいの犬人生経験があればよかったけどあの時の私は真っ白のキャンパスだったから取り捨てができずに全部受け入れようとしてすごく苦しかったなぁ。でも、曇りガラスにしないでもビターアップルをピータンの口にシュッて吹き付けなくても、ハウスに18時間入れ続けなくても、ピータンは元気に毎日幸せにいろんな経験を私たちと一緒にしています😊
もうこの結果、これが全てです。
この先生の後に、村中先生に出会えたのも本当に大きかった。
「ピータン、すっごくいい子ですよ〜」って最初に言ってもらえて私少し泣いちゃったもんね。笑
前の先生に育て方を全否定されてた私はすっかり自信をなくしてたから、本当に嬉しいの一言だった。そうゆうのって大切だよね。
村中先生は全然怒んないのに、ピータンはいつも首ったけ。
先生の言うことは何でも聞いちゃう。大好きなんだよね。
たぶん、先生はちゃんとピータンに信頼されたんだなぁ、絆ができていたんだと見てて感じました。
今でも先生と時々会うと、ピータンはすっ飛んで行く。笑
日本人だからみんなシャイでしょ。ってそんなことないよね?現に私は社交的女✌️笑
だから洞穴が嫌いな犬もいるし、開放的な場所が好きな犬もいるはず。
その子その子のいいところをちゃんと見て、性格を知って、トラウマを慎重に扱って犬種の勉強もして、寄り添って、一緒に成長していくんだなぁ。これ本当に人間の子育てと一緒だなぁって感じています。
いろんな教育本があるけど、その子に合う合わないがあるもんね!
あれができないから、その子の全部ダメってないと思う。その子のいいところがみんなそれぞれいっぱいある。
そうゆう部分にちゃんとフォーカスしてしっかり伝えてくれた村中先生にこの時、私はすごく救われたんです。
子供ができたら、そんなのをちゃんと頭に置きながら情報の取り分けして惑わされないでいける自信が今回のおかげでめっちゃついた最高の出来事だわ。もはや、今はありがとうって気持ちでいっぱい!笑
犬の躾やトレーナーさんについて時々インスタで質問もらうので
このことについてずっと書いておきたかったんです。
賛否両論あると思うけど、我が家の方針はこんな感じです♪
写真を見返してみたら、
ピータンも嬉しそうだし穏やかな顔してるし
私も、周りの友達もみんな楽しそう、
そこには幸せな顔がたくさんたくさんあった。
なんか、とにかくこれで、これだけで、もう充分だなって思えて。
「 かわいいなぁ愛しいなぁ」と同時に、少し寂しくって切ないみたいな気持ちも一緒に感じちゃう時がどうしてもあるけどこれはペットを飼ってる方はみんな感じることだよね。
ピータンの方が早く逝くだろうなって分かってるから、その日をいつもどっかで考えてしまうけど、
だからこそ、
思いっきり楽しい愛しい時間をこれからも味わって過ごしていきたいです。
かわいくて仕方ないんです😊
きっと、みんなみんなそうだよねぇ〜