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もう何年前だろ、あの写真を見たのは。
ふわふわの真っ白なあざらしの赤ちゃんと女の子が寄り添ってる写真を見てから、私もいつか絶対に絶対にここに行ってこの目であざらしの赤ちゃんに会いたいって夢ができたんだよなぁ。
あれから、ずっとずっとずーーーーーーーーーーーっと恋い焦がれてた。
カナダの東海岸、セントローレンス湾に浮かぶ小さな砂島であるマドレーヌ島。
もうマドレーヌ島なんて名前からして、ワクワクしてしまうよ。
ケベック州に属しているからフランス語圏でパンが美味しい街。
ここの島からヘリコプターで30分ほどあざらし達の集団を空から探して流氷の上に降り立って、やっと会えるこのツアー。
だけど、ここまで行くのも乗り継ぎ多すぎて大変だったけど
何がってこのふわふわの真っ白あざらしの赤ちゃんに会えるのは、生まれてから数週間だけ。この時期だけ白い毛皮に覆われた愛くるしい姿なの。
すぐに白い毛が抜け落ちて成獣に近づいていくから2月下旬からのほんの短い期間だけ見ることができる貴重で特別な体験。
年に一回だけのこの特別な期間に、あざらし好きさん達が世界中から会いに来る。
ただ、最近は温暖化のせいで流氷がしっかり厚くなくて、ヘリが降りられずこのツアーも2016.2017年と2年間は催行できなかったからずっとずっと機会を狙っていたんだけど、今年は運良く催行が決まってめでたく私も行って来れました。
ツアーが催行されるかどうかも、2月の初旬にやっと分かるからそこから航空券取って、Airbnbで宿取ってツアー入って、ってマッハで動いたよ。こうゆう時だけ火事場の馬鹿力って出るんだね。
私、すごい仕事できる人みたいにテキパキ動けちゃったよ!!
ヘリコプターからはこんな景色。まず、この時点でもう興奮でしょ。
前日いた場所より流氷が動いて遠くなることも勿論あるからパイロットは、あざらしの子供たちを探しながら運転してくれるんだよ。
いたぁああああああああああああああああああああああああ♡
もう、何これ。
なにこの子。
おまんじゅうなのって位、ふわっふわで真っ白♡
可愛い、って言葉の上があるならソレ連呼したい。
近づいて優しく触ってみたら、あったかい。人間と同じくらいの体温です。
のんびり屋さんは、自分のお腹の下の雪が溶けちゃって抜け出せなくなっちゃう子もいるよ♡
お母さんたちも、
流氷の下の海にいたりと近くにいたり、時々様子をこうやって見に来るの。奥の黒くて大きいのがそう。
この子は、まだへその緒がついてるから生まれて数日!
ポカポカのお天気の中、お昼寝中〜
この日はここ10年で一番って程のいい天気だったそう。
そういえば、ホテルのスタッフも顔を見れば「ビューティフルデー、トゥデーイ」って親指突き出して言ってたもんね。
感動したのは、あざらしちゃんたちだけじゃなくって
一面の流氷の何もない景色にも。
耳を澄ませばあざらしの赤ちゃんたちがお母さんを呼ぶ声と風の音だけ。本当に気持ちが良かった。
寝っ転がって、雲ひとつない空を見上げて赤ちゃんたちの気持ちも体験。
はぁ〜っ。夜は満天の星空を眺めてるのかなぁ〜
ちなみに、この写真の跡はあざらしのお母さんたちの足跡です。お腹をスリスリずって手で漕いで移動してる様子がわかる。
僕は、一人でお母さんを待ってるよ〜
人懐こそうな子がいたので近づいてみました。
「なあに?あなた、だあれ?」
めちゃくちゃいい写真撮れちゃってた。
カナダに行く前に一眼レフカメラを買ってて、何でか皆から私カメラちゃんと撮れない子みたいに思われてたみたいで「大丈夫、撮れてるよ!」の安堵の声が聞けたのも面白かった。
この子は、枕にもさせてくれたよ♡
もう念願叶いすぎて、キャーキャー心の中は大変なお祭り騒ぎだったけど
赤ちゃんがびっくりしないように必死で声のトーンを抑えて浮かれていました。
何時間でも見ていられる、飽きない。
顔が溶けてる♡
これ、近年稀に見る優しい顔をしてます。お気に入りの顔です。笑
あぁ、私の熱い熱い思い、達成!!!あざらしに興味がなかった母からも、来て良かったって言葉が聞けたので満足!
これから毛が生え変わって、赤ちゃんたちは北極圏まで何千キロも離れた場所まで泳いで行くんです。その道のりには、シロクマやシャチなどたくさんの天敵も。
(ちゃんと大きくなるんだよ、また会おうね)応援せずいられなかった。
自分たちの子供ができたら、一緒に連れて行こうってあっきが約束をしてくれたから、私はまたウキウキ次の夢を叶えるために生きていける。
心がホカホカになった私の宝物のお話でした。