いちばんすきな花

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2023.11.08

いちばんすきな花


このドラマ見てる方いますか?


ドラマの中のセリフに毎回共感ばっかりで感動してる。
子供の頃から伝えきれない感情とか、何か他の人とは傷つきやすかったり神経質だったりみんなが気にしないようなところまで気付いちゃって苦しくなったり、はたまた号泣する場面もすこし人と違ったりして本当に自分でも理解できない部分が多くあった私です。
5−6年前に、不妊治療で鬱っぽくなってたまたま紹介されたクリニックが長沼先生のところでした。
この方はHSP専門の本を書いてる先生で。わたしは結局このクリニックは合わなくて一回きりで行くのをやめちゃったんだけどこの時にあぁ、自分はHSPなんだなぁって理解したんだけどとても楽になったんです。




でも、わたしは基本的に明るく見えるし社交的で海外に住んだり行動力もどちらかと言うとあるタイプ。だけど、本当に悩むの。このブログを読んでくれてる方は知ってると思うけど悩むんです、めっちゃくちゃクヨクヨするし人目も気にするし傷つきやすい。だけど、元気で外交的に見えるからHSPって本当?ってよく言われるんだけどめっちゃ当てはまってるんだ。笑





ただ、いわゆる普通のHSPは内向的な方が多いんだけど
わたしは外交的なHSPで、HSEというタイプがしっくりきてる。アンケート答えたらカフェインに敏感って項目以外は全部✅がついたサラブレッドHSE。笑
まだこのHSEやHSS型HSEタイプの文献が少ないみたいで私はこの方のyoutubeがすごく心に響いて聴いてる。カテゴライズされるのが苦しい人は見ないでいいけど、私の場合は(あぁ病気じゃないから治らないし、でも知ってれば上手に対処して付き合っていけばいいんだ)ってすごく楽になったの。傷つきやすい自分のことを言葉で説明してくれて安心したんです。






話を戻すけど、
このドラマの”いちばんすきな花”の第3話。ちびっこ相撲の話がとにかく、わたしも同じことでよく悲しくなるから共感が過ぎた。勝っても負けてもどっちにも共感力が高すぎて涙が出ちゃう。わかるわかりすぎる。
小学3・4年生の頃、音読コンクールが授業の一環であって、みんなの前で一対一で音読をするコンクールだった。その勝ち負けの基準は読み終わったらクラスメートが拍手して、どっちの方が大きな拍手だったかで決まるこの勝因。わたしは社交的で明るい方だったし比較的クラスの中でも人気者の方で(笑)、かつ真面目だったからすごく練習もしていって本番に臨むわけ。
そんでね、結局勝つことが多かった。最後の二人にはよく残ってた。
でも、負けた子の気持ちを考えてしまっていつも勝っても心が沈んで沈んで。
勝っても喜ぶリアクションができなかったり、何が正解かいつも考えてた。
だって、この拍手の大きさって人気者投票みたいじゃん。
結局明るい子が多く拍手をもらう仕組み。小学生ってすごく素直で残酷だから。
だから、勝っても嬉しくない負けても嬉しくないっていつも思っててとにかく音読コンクールがすごく辛かった。大嫌いだった。
誰かの気持ちを
「勝手に想像して、勝手に傷つく。」
このドラマのお相撲の話のシーンでは、胸がきゅーってなってすごく苦しくなったしあぁわたしも本当に同じだなって、少しホッとした。




登場人物の四人の気持ちは少数派だって分かる。
被害者意識が強いって言われたらそうだし、イライラする人もいると思う。
しおんは思い込みが激しいんだよ、そんなこと誰にでもあるよ、しおんが弱すぎるんだよ、そんな深く考えすぎないほうがいいよ、しおんちゃんは繊細すぎるんだよ、あんたは真面目なんだよ、もっと気楽に行こうよ、もっと強くなりなよ、しおん気にしすぎだよ、←こんなことは今までいっぱい言われてきた。
だって勝手に心配してるんだから。それも勝手に想像して。
でも、この心配って止めたくても止められないんだよね。







こんな風に言われると、繊細な自分がいけないような気持ちになってすごく苦しかった。
傷つくのが変だよ、そこまで考えるのは苦しそうだね、←本当にそうなんだけど
傷つかない向こうが正しいような気がしてきて、どうしようもできないのにそう言われると胸にまたチクンって棘が刺さったような気持ちになって。これは今でもすごくある。
だから他人に言っても理解されないだろうなぁって本当にいつもいつも思ってた。家族にも仲良しの友達にもあんまり詳細を伝えたことはない。言葉で、自分でも表せなかったのもある。
だからLINEグループも苦手。
声のトーンが分かんないから文面から勝手に気持ちを想像することに疲れちゃう。こんな誰かには本当に大したことないことなのに、わたしにとってはすごく大事(おおごと)なんだよなぁ。





このドラマを見てると分かる分かるって共感できて(こんなに傷つきやすいの、わたしだけじゃないんだな、ひとりじゃないんだなぁ)って自分の中でぎゅうってしっかり握りしめて入り込まれないようにしてたトラウマのような心の隙間に少しあったかい風がさぁって抜けたようなすごく解放的な気持ちになるんです。
わたしはHSPだから!傷つきやすいんだから!って、マウント?をとるつもりもない!笑
私はこうなんだから分かってよ!!ってのも変だし、でも自分がもう少し楽になれるようにいろんな文献があればいいなぁとは思う。HSPは世の中の約5分の1の人がそうらしいです。結構多いよね、うれしい。
その中でも4つの特性がある。
HSPって言葉が世間で一般的になってきて自分もここに入るなぁって分かったら、今度はその対処法があったり、私だけじゃないんだって分かってすごく生きやすくなったのも事実。だからこの言葉や理解が世間にもっと広まって、HSPの子供たちがこの先少しでも生きやすい世の中になったらいいなぁって思います。とにかくドラマが楽しみな最近です。